聴診器の修理(リムの外し方)
聴診器のチェストピースのダイアフラム(diaphragm:膜)をとめている部品がリム(rim)といいます。
聴診器のダイアフラム交換のときにはこの、rimを外さなければいけません。
リムを回転させて外す場合もありますけれども、例外的です。
最も売れているリットマン聴診器での、rimの外し方です。
他社もほぼ同等のことが多いです。
1.チェストピースのダイアフラムの面を上に前方に向ける。
2.両手でチェストピースを握る。
3.両手の親指を挙げる膜面の最前方でrimに親指先端がかかるように
する。
4.親指でrimを前方に押して行く。
rimが伸びてダイアフラムとの隙間が見えます。
5.親指を少し下方にリムを伸ばしたまま押す(向ける)
このときリムの一部は外れています。
6.rimの周囲を外すと完全に外れる。
チェストピースに引っかかった状態になります。
嵌める時
1.ダイアフラムを正しい位置にセットする。
2.チェストピースの膜面の下方にrimを引っ掛けて、
押すとrimの一部がはまります。
3.両手指を使って一部はまった所から、周囲
を嵌めて行くと全部はまります。
聴診器のリムは時に切れることがあります。
そのときは、部品を購入して自分で取り替えることができます。
部品の型番はネットで調べれば分かります。
型番を調べて正しい部品を買います。
ネット購入もできます。
リットマンの場合はリムとダイアフラムを一緒に買うことに
なります。1500円から1900円ぐらいが多いです。
切れたrimは引っ張れば完全に外れますから、上記の
嵌める時の手順で部品交換すれば簡単に終わります。
1分もかかりません。
参考
リム&ダイアフラム
36554(89919+00186)
リムアンドダイヤフラム(マスターカーディオロジー用/黒)
現行のリットマン聴診器マスターカーディオロジー専用のダイヤフラム(膜)と、リム(膜をとめる輪)のセット。
36555(89901+00202)
リムアンドダイヤフラム(マスターカーディオロジー用/グレー)
現行のリットマン聴診器マスターカーディオロジー専用のダイヤフラム(膜)と、リム(膜をとめる輪)のセット。
36559(36458+71492)
リムアンドダイヤフラム(セレクト、クラシックII SE、マスタークラシックII、カーディオロジーIII用/黒)
現行の4機種のリットマン聴診器
セレクト、
クラシックII SE、
マスタークラシックII、
カーディオロジーIII、
専用のダイヤフラム(膜)と、リム(膜をとめる輪)のセット。
36557(36549+71500) リムアンドダイヤフラム(セレクト、クラシックII SE、マスタークラシックII、カーディオロジーIII用/グレー)
現行の4機種のリットマン聴診器セレクト、クラシックII SE、
マスタークラシックII、
カーディオロジーIII、
専用のダイヤフラム(膜)と、リム(膜をとめる輪)のセット。
36572(36550+39853) リムアンドダイヤフラム(カーディオロジーIII(小児用側)用/黒)
現行のリットマン聴診器カーディオロジーIII専用の、小児用側(小さい側)のダイヤフラム(膜)と、リム(膜をとめる輪)のセット。
36573(36551+69801) リムアンドダイヤフラム(カーディオロジーIII(小児用側)用/グレー)
現行のリットマン聴診器カーディオロジーIII専用の、小児用側(小さい側)のダイヤフラム(膜)と、リム(膜をとめる輪)のセット。
36560+36550
リム + ダイヤフラム セット(クラシックII小児用/黒)
現行のリットマン聴診器小児用専用のダイヤフラム(膜・36560)と、リム(膜をとめる輪・36550)の 黒 セット。
36560+365551
リム + ダイヤフラム セット(クラシックII小児用/グレー)
現行のリットマン聴診器小児用専用のダイヤフラム(膜・36560)と、リム(膜をとめる輪・36551)の グレー セット。
リム + ダイヤフラム セット(クラシックII新生児用/黒)
現行のリットマン聴診器新生児用専用のダイヤフラム(膜・36561)と、リム(膜をとめる輪・36552)の 黒 セット。
リム + ダイヤフラム セット(クラシックII新生児用/グレー)
現行のリットマン聴診器新生児用専用のダイヤフラム(膜・36561)と、リム(膜をとめる輪・36553)の グレー セット。
51185(94155+94130) リムアンドダイヤフラム(カーディオロジーSTC用)
現行のリットマン聴診器カーディオロジーSTC専用のダイヤフラム(膜)と、リム(膜をとめる輪)のセット。